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認知症外来希望の方

認知症外来

当院の神経内科 伊藤達哉医師は認知症専門医(平成29年度)を取得し、認知症診療に力を入れております。

認知症についてご自身がご心配なこと、ご家族が認知症の疑いがある、認知症と診断されたけど専門医の意見も聞きたい、認知症の方の対応の仕方や周辺症状について相談したい

などがございましたら、何なりとご連絡ください。

 

外来受診についてのお願い

認知症や物忘れで受診希望の患者さんの外来では、ご本人以外からの情報収集がとても大事です。このため、物忘れや認知症での受診の場合には同居されている家族の方も一緒に受診をお願いします。 その際ですが、基本的に診察のはじめは患者さんと家族で入っていただきますが、その後、医師に伝えにくいこと、聞きにくいことなどに対応するため家族のみの診察時間を設けております。このため、一般内科の倍以上の診療時間を要し、これに伴い、時間通りに診療がいかず、お待ちいただくこともあります。 また、予約時間に来ていただかないとほかの患者さんにご迷惑をおかけすることがあります。家事や仕事などで大変とは思いますが、ご協力のほどよろしくお願いします。

 

 

  1. 認知症ってなに?
  2. 加齢性の物忘れと認知症の違いって?
  3. 初診時の認知症外来の流れ(認知症診断の流れ)
  4. 認知症の診断にかかる検査費用
  5. 2回目受診以降の流れ・狭義の認知症について
  6. 早期診断が望ましい訳
  7. 高齢者の運転免許更新に伴う医師の診断書作成
  8. ご家族のみの認知症の相談
  9. ご自身が認知症と心配され、受診をご希望の方

 

① まず、認知症とは?
【定義】 一度、正常に発達した認知能力(社会生活に支障がない)が後天的な脳の障害(変性や外傷など)によって持続的に低下(月から年単位)し、日常生活に支障をきたすようになった状態を言い、それが意識障害のないときに見られる(ICD-10より抜粋)

 

わかりやすく言いますと、

  1. 意識障害がない状態である。
     
  2. 今まで出来ていたこと(一旦獲得した能力)ができなくなった、手間取るようになって、日常生活に支障がある。

状態を認知症といいます。

認知症=物忘れ。つまり、記憶障害ととられがちですが、

  • 料理や着替えが出来なくなった。
  • 味付けが下手になった。
  • 言葉が出ない。
  • 迷子になる。
  • 曖昧な返事をするようになった。
  • 怒りっぽくなった。
  • 不安や変なものが見えるなどという。
  • 同じ行為を繰り返す。

などの記憶障害以外の症状を呈します。

また、歩くのが遅くなった。トイレの失敗が多くなった。などの症状を呈することもあります。

ご家族や周囲の方でこのようなことがありましたら、お早めに受診をご検討ください。

もし、患者さんが、受診に対し拒否などで受診できないなど対でお困りの際にはご連絡ください。

 

認知症問診票pdf

 

加齢性の物忘れと認知症の違い

認知症の記憶障害と加齢での物忘れでは下記のような違いがあります。

  加齢性 認知症
忘れる内容 ※1 体験の一部を忘れる 体験の全体を忘れる
ヒントで思い出せる 思い出すことが多い 思い出すことが少ない
社会生活 支障がない 支障がある
他の症状 目立たない 認める
1-2年間での変化 変化なし 増加傾向


※1体験の一部を忘れるってどういうこと?

多くの患者さんがよく訴えられるものですが、

「はさみ、どこに置いたっけ?」「あの人の名前なんだっけ?」「あれ、今、何しにここに来たんだっけ?」 私、伊藤もよくあります。 これらの多くが疲労などにより注意力が低下している場合や他のことに注意や興味が向いている、などの影響です。

そして、しばらく経つと思い出せるのであれば、加齢性の可能性が高いと考えます。

特に、不眠や体調不良もない状態で午前中は問題ないけど、夕方に忘れやすいのであれば、なおのことです。

でも、不安な場合には外来受診をしてください。 認知症予防、注意事項など説明も致しております。

 

 

初診時の認知症の診断の流れ 
認知症(広義)の疑い

 

 

病歴聴取などの問診・身体診察や神経学的診察
神経心理検査
除外するもの 正常範囲内や加齢性の物忘れ、アルコール性・うつ・発達障害
意識障害やせん妄など

 

 

 

採血や画像検査(頭部CTもしくはMRI)など
治療可能な認知症(下記参照)の除外

 

 

初回の外来はここまでです。
約2週間後に再受診していただき、結果説明、それに基づき、今後の方針について相談させていただきます。

 

 

 

治療可能な認知症
てんかん
・失神(心源性)
・せん妄(脱水や肺炎,尿路感染症などの感染症など)
・中枢神経感染症(脳炎など)
・臓器不全症状:尿毒症/高NH3血症
・内分泌・代謝疾患:甲状腺機能低下症/糖尿病 など
・電解質異常
・ビタミン欠乏症(B1/B6/B12/ニコチン酸)
・自己免疫疾患
・薬物
・正常圧水頭症や血種,脳腫瘍
・脳血管障害:脳出血etc
・アルコール関連疾患 など

 

 ④認知症診断にかかる費用

初診料

※神経学的検査・神経心理検査などで追加される場合があります。

 

採血

 画像検査:頭部CTもしくは頭部MRI

(状況次第ではいずれも必要な場合もあります)

心電図

脳波検査:他院にて行います

保険により、差はありますが頭部MRI行った場合では約4000円(1割負担)から約10000円(3割負担)程度となります。

 

※1.患者さんの病状等で追加検査、不要な検査もあり、あくまで目安として参考にしてください。

※2.あくまで診断において必要な検査です。検査後に追加検査等を要する場合がありますが、その場合には外来にて説明いたしますのでご安心ください。

 

2回目以降の受診の流れ

 

検査結果説明にて治療可能な認知症の有無
治療可能な認知症の場合には、まずその原因に対しての治療を行います。ただし、狭義の認知症(下記記載)が併発されている場合もありますので、必ずしも、治療することで認知機能障害が改善するとは限りません。
 

 

 

治療可能な認知症が除外=狭義の認知症

・アルツハイマー型認知症

・脳血管性認知症

・レビー小体型認知症

・前頭側頭型認知症

・その他変性疾患に伴う認知機能障害

 

 

 

 

アルツハイマー型認知症の特徴
  • 記憶障害(近時記憶)のほかに失語、遂行機能障害などの高次脳機能障害があり、これにより社会生活に支障がある
  • 緩徐進行性の経過
  • 病識が乏しい
  • 取り繕いが多い
  • 振り返り現象:自身で答えられるはずの質問に対し答えられず,家族や周囲に解答や助けを求める
  • 礼節は保たれている
    ➡病状が進行するまでは易怒性などの精神症状はきたさないのが一般的

 

レビー小体型認知症の特徴
  • 社会生活に支障のある進行性の認知機能障害
  • 中核症状
    動揺性のある認知機能障害(記憶力,注意力,覚醒)
    ②具体的で、詳細な内容の幻視や妄想
    パーキンソニズム
    ④レム睡眠行動障害:睡眠しているのみも関わらず、会話をしているような寝言、激しい体動、悪夢をみているなど
    ➡上記のうち2項目を満たすと臨床的確実。1項目では疑いとなります。

また、支持的特徴として重篤な自律神経障害:失神に至る起立性低血圧、尿失禁、病識が乏しいのに加え、否定や拒否、易怒性、不安症状などの精神症状が強い嗅覚低下があります。

 

脳血管性認知症
  • 認知機能障害は不均一、まだら状だが、病識は保たれることもある。
  • 易怒性などの性格変化が比較的特徴
  • 前頭葉機能障害(意欲低下や抑うつなど)
  • 突然発症、階段状の増悪
  • 高血圧・高脂血症・糖尿病・喫煙・透析などの脳卒中危険因子を有していることが多い
  • 画像検査で脳血管障害が散見

 

前頭側頭型認知症
  • 行動障害型
 

脱抑制(状況に対する反応としての衝動や感情が抑えられない),反社会的行動などを主体とする

・脱抑制 例)行列があるにも関わらず,割り込もうとする.自分の要求が通らないと威嚇や暴力をふるう

→脳血管性認知症や人格障害でも認められる

・反社会的行動 例)身だしなみに無頓着,入浴をしない,数日間着替えをしない.診察中にも関わらず帰ろうとする,売店のものを勝手に持っていく

 

  • 意味性認知症
 

呼称が困難や仮名は読めるが漢字では特異な障害を認める

呼称障害:歯ブラシをみせても歯ブラシと答えられない,歯ブラシってなに?と聞く

類音的錯語:海老・・・かいろう 小豆・・・こまめ 時計・・・じけい

類音的錯書:てんき・・・天木

 

  • 進行性非流暢性失語
 

発話がたどたどしくなる

記憶障害などその他の高次脳機能障害は目立たない。

 

  • その他、認知症をきたしうる変性疾患
 
  • 大脳皮質基底核変性症
  • 進行性核上性麻痺
  • 多系統萎縮症
  • クロイツフェルト・ヤコブ病

 

  • 特発性正常圧水頭症
 

脳脊髄液が溜まり障害を起こす、脳圧が上がりにくい水頭症です。

この原因にはクモ膜下出血や頭部外傷、髄膜炎などからきたす二次性と特発性があります。

他の認知症と異なり、治療で改善を得ることができる場合がありますので、早期診断が非常に大切です。

以下の特徴を認めます。

  • 認知機能障害:遂行機能障害・注意障害・意欲低下など
  • 歩行障害:足を大きく広げ、小刻みにすり足歩行が特徴です
  • 尿失禁

これらがあり、正常圧水頭症が疑われる場合には、神経内科にご相談ください

 

 

早期診断が必要な理由
  • 認知症の原因となっている種類によっては回復可能なことがある(治療が遅れるほど不可逆的になる事があります)。
  • 環境調整・リハビリテーション・薬物などで進行抑制を行うことができる。
  • 残存機能を活用し、日常生活の改善を図ることができる。
  • 認知症の身体合併症を予防していくことができる。
  • 認知症の方の介護の対策や対応、協力体制を整えられる。

以上のことから、早期診断が推奨されます。


 

 

高齢者の免許更新の診断書について

平成29年(2017年)3月から、改正道路交通法が施行されました。75歳以上の高齢者の自動車運転免許証の更新に際して、認知症の可能性が指摘された場合、診断書の提出が必要になります。 

当院では、画像診断を含む認知症の診断書作成を行っています。その際には認知症の診断を行うことが必要ですので、前記の問診や診察、検査が必要となってきます。

 

☆こちらは保険診療可能です。

診断に必要な費用に関してはこちら


重要

高齢者の運転免許更新の臨時適性検査とは,依頼を受けた医師が,その方が認知症であるかどうかについて診断を行うものです.運転免許更新の可否は,認知機能検査の結果,基準行為,臨時適性検査の結果(診断書)にもとづき,公安委員会が判断します。


ご高齢のご家族の運転に不安を覚えた方
以前になかったのに、最近、運転時に以下の行為があれば、受診をご検討ください。

○信号無視 ○通行禁止違反
○通行区分違反(右側通行等)  ○進路変更禁止違反 (右折もしくは左折レーンなどの指定レーン以外の進路変更)  
○交差点走行不適:交差点安全進行義務違反・交差点優先車妨害 ○しゃ断踏切立入り
○一時不停止 ○優先道路通行車妨害
○徐行場所違反 ○転回・後退等禁止違反
○加速不良 ○指定通行区分違反
○横断歩行者等妨害 ○踏切不停止
○自損事故が増えた ○指定通行区分違反
○横断歩行者等妨害通行帯違反  

 


ご家族のみの認知症の相談

現在、神経内科外来は毎週火曜日と土曜日午前に行っていますが、診療時間内で皆様に対して対応できる時間がなく大変申し訳なく思っております。

2018年4月以降より金曜日の午前と午後、土曜日午後にも診療時間を増やし、皆様のお話を聞ける時間を作る予定としております。

 

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